最近はもっぱら地政学の本を読んでいる
最近読んだ本だとロバート・D・カプランの「逆襲の地政学」やジェフリー・スローンとコリン・S・グレイの「地政学 ー地理と戦略ー」などを読んでいる
地政学に関しては「紛争でしたら八田まで」を読み始めたころから興味を持ってはいた
ただ、他の事に関心が向いていたこともあり手を出してはいなかった
そういう状況だったけど、再び地政学に関心を持ち始めたのは昨今の情勢がある
「昨今の複雑怪奇な情勢を正確に冷静に知るためには地政学を読み漁るのが良いのでは?」と考えたのが背景にある
特に地政学はその国の地理状況や過去の歴史を知り、戦略や政策を考えるということを行うため、地政学の基本を学ぶ(特に古典をおさえるという)ことはかなり面白いのではと思ったことも読み始めたきっかけでもある
そのおかげか最近はより冷静な視点でニュースを見ることができているように思う
個人的には地政学を知るということは良いと考えているけど、いくつかの理由で人には薦めにくいところがある
まず一つは、地政学は地理から見たその国の戦略や政策を知ろうとする試みというのが近く、見方を誤ると「地政学的にはこうなるはずだ」という個人的な主観や想像が思考に混じってしまう可能性がある
特に地理が与える影響は大きいとすることが多い地政学ではこの手の誤解が生まれやすくなっている印象がある
ただカプランなどは「地理が全てではない」として部分的な地理の影響とそれを克服する意思が必要であるような主張を「逆襲の地政学」で述べている
二つめは、昨今の地政学ブームで「どちらかと言えば分かりやすい解説が多くなったこと」も勧めにくい要因としてある
本来的に地政学自体は難しいものだと考えており、特に正確な地理と歴史の把握とそれによる国への戦略や政策への影響を考える類のものだと思う
そのため聞こえが良く分かりやすい解説は逆に誤解を生みやすい側面があると考えており、そのため人に薦めにくいというのがある
色々書いたけど、個人的には地政学の本を読み漁っているのはかなりプラスになっている
まだマハンやスパイクマンの著作などは読めていないので今後も読み漁っていきたい